ザックセイバーJr.選手がIWGP世界ヘビー王者になって、
東京ドームでオカダカズチカ選手と防衛戦して、
鷹木信吾と再戦する世界線があってもいいんじゃないか？
そんなことを思う、防衛戦だった。
・↓今回の要点↓
ビッグマッチでチケットが売れるカードを組むのは分かるけど…
東京ドームが２連戦になって、横浜アリーナでも、
という流れになっている新日本プロレスは、
マニアックなカードを提供してる場合じゃないのは分かる。
オカダカズチカ選手、飯伏幸太選手、
棚橋弘至選手、鷹木信吾選手、KENTA選手、内藤哲也選手。
こういった選手をメインに据えたカード編成になるから、
それを見越して、逆算すると、G1クライマックスもNJCもBOSJも、
ワールドタッグもジュニアタッグも、大方の予想ができるから
イマイチ乗れないのが近年の新日本プロレスの課題じゃないだろうか。
「マニアがジャンルを潰す」
木谷オーナーはブシロードの運営に際し、こんな発言をした。
それは新日本プロレス、スターダムに対しても
同じ気持ちなんだろうと思う。
だけど、どんなジャンルでも
「沼にハマらせよう」として仕掛けるのは当たり前。
だけど、沼にハマったら、「マニアは潰すから」という理由で
排除される。
このことはどう捉えるべきか？
単発のIWGP戴冠を増やしていい意味で予想を裏切って欲しい
まあ、排除、は言い過ぎだが、
新規に対する餌付けが、グッズやファンサービスとかになって、
対戦カードに反映されない、
新王者の誕生に反映されないのは、どうか、と思う。
オカダカズチカ選手、棚橋弘至選手を除いて、
単発でIWGPヘビーを戴冠した選手は、
EVIL選手とジェイ・ホワイト選手。
世界ヘビーでは飯伏幸太選手。
この、「単発」での王座獲得をもっと頻繁に起こしてほしい。
いわゆる所の「金星」「ジャイアントキリング」
をもっと見せて欲しい。
WWEではストーリーの流れ上、単発戴冠はよく行われる。
だけど、新日本プロレスにおいての金星、ジャイアントキリングは
G1での星取りでしかない。
これをIWGPで起こすことこそ、マニアやジャンルを潰さずに
共存していく術じゃないだろうか、
と、のうぷろ的にそう思う。
IWGPが至宝であることは重々理解している。
だけど、防衛回数やに拘ってのゴリ押し政権は
やはり、ファンからの批判が多い。
となれば、数字を重んじるのではなく、
試合内容を重じて、単発の王者を作り出すことも
これからの課題としていいのではないか。
ザックが王者の世界線は柴田も矢野もオーカーンもより面白くなる
そう、試合内容。
今回のザックセイバーJr.選手の試合展開は、
目を見張るものがあった。
ランカシャースタイルでありながら、
その複合関節技やエグい入り方のサブミッションなんかは、
IWGPジュニア戦でのデスペ選手とロビー選手の
ジャベにも似たえげつないものだった。
このレスリングスタイルが、王者になる世界線があってもいいじゃないか（！）
KOPW戦での矢野通選手とオーカーン(様)のレスリングルールでの試合。
なかなかの好戦だったこの試合が、メインにきてもいい世界線を
新日本プロレスは作っていって欲しい。
そして先日の、ザック選手が相手をした柴田勝頼選手も、
こういった土俵で活躍できるようになれば、
また新たな一面が新日本プロレスに追加されるのでは？
と思う。
「闘魂クラブ」からの歴史がある
「ブシロードレスリング」改め「TEAM NEW JAPAN」
をもっと盛り上げるために
新日本プロレスでの「プロレスmeetsレスリング」というものを、
推し進めては、と思う。
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