【新日本プロレス】ジェフコブの体重と飯伏への意識もあってトペコン敢行したオカダが優勝

G1クライマックスBブロック最終戦。
オカダカズチカ選手vsジェフコブ選手の直接対決。
ジェフコブ選手は引き分けでも優勝決定戦進出という
アドバンテージを持った状態での対戦。

しかしながら勝利したのは、やはり
優勝候補の筆頭であるオカダカズチカ選手でした。

オカダカズチカ選手は、
引き分けると敗退ということで、
序盤からリバースネックブリーカー
を出すという飛ばしっぷり。

対するジェフコブ選手は、
新日本参戦時から
観客を驚かせ続けている、
驚異のパワーが今日も全開。

ツームストンを返したかと思いきや、
逆にオカダ選手にツームストン、
しかも２連発。しかも2発目は旋回式。
2メートル近い身長で１００キロ以上の
オカダ選手を抱えたまま、立ち上がるなんて
モンスター級の大腿筋と背筋。

必殺のツアーオブジアイランドだって、
相手を抱えて、一度逆に降って旋回し
体を浴びながら叩きつけるってとんでもない技。

腕力、足腰、体幹全てが揃ってないとできない技。
これを最後に持ってくるよう、
試合を組み立てているはずだから、
体力は多少残しておかなかければならないはず。
なのに、オカダ選手が飛ばすもんだから、
ジェフコブ選手も、終始フルスロットルでした。

試合の終盤、雪崩式のツア〜を狙ったジェフコブ選手。
変な角度で落ちたなぁ、と思っていると、
オカダ選手の眼光がギラギラに。
落ちる瞬間に体を入れ替え、首に腕を回し
DDTで逆にジェフコブ選手の首をマットにグサり。

ここから一気加勢に出ました。

レインメーカーの読み合い、
ツアーオブジアイランドの読み合い。

オカダ選手得意のドロップキックで
チェンジオブペースを狙いたいが、
ジェフコブ選手もドロップキックが上手く、
なかなかタイミングが取れない。

そんな、読み合い、掛け合いを潜り抜け、
最後は、オカダ選手のレインメーカー一閃。

結果としては順当ですが、
決して楽に掴んだ決定戦の切符ではありませんでした。

オカダカズチカ選手の強さについて
過去に書いたことがあるのですが、
のうぷろ的、オカダ選手強さの秘訣は、
その防御力。

そして今回もう一つ付け加えたいのが、
激しい攻防の中でも、クールに作動している
頭の中のCPUだと思います。

ジェフコブ選手との技の掛け合いでもそう、
雪崩式の切り返しもそう、
一番感じたのは、場外への
ノータッチトペコンヒーロのとき。

ここ一番でしかあまり使わない
オカダ選手の飛び技。

記憶が曖昧だけど、ケニーとのIWGP戦で
出したんじゃなかったっけ。

とにかく、激レア中の激レア技。

それを使うタイミングってメチャクチャ難しいはず。
いつ使うのが一番盛り上がるのか、
いつ使うのが観客の記憶に残るのか、
しかし、ジェフコブにやられるかも、

じゃあ、今出す

飯伏幸太選手っていう飛び技の名手に対して
トペコンやるのもなかなかインパクトありますが、
パワーファイトな試合で出るのも面白い。

しかも、前日には飯伏幸太選手が
危険度SS級のボディープレスを繰り出し、
本人が言うには吐いたとのこと。

オカダ選手、ガッツリではなくとも、
多少気にしてたってことはないでしょうか。

それに、2メートル１００キロ以上の大男が
高さ３メートルほどの所から、
回転しながらぶつかって来るって、
どんな凶器より凶器でしょう。

デカくて体重もあるジェフコブ選手を
抱えあげるのにも体力を消耗する
だったら、クリティカルダメージを
出すためには体ごとぶつかっていく！

それにしても、ジェフコブ選手じゃなかったら、
潰れて即タンカで運ばれてるんだよな。

そんなことを前日、試合直前に考えたのでしょうか、
それとも試合中に閃いたのでしょうか、
とにかく、オカダカズチカ選手は終始冷静でいた気がします。
だからこそ、ジェフコブ選手の、ツア〜以外の技を全て受け、
最後の勝ち名乗りをあげたのでしょうから。

稼働し続けるCPUやHDDは熱を帯びて、
温度が上がりすぎると動作が鈍くなります。
ジェフコブ選手の大技は容量が多く、
並のCPUだと処理が遅く、HDDも圧迫されます。

しかしオカダ選手のCPUは元々64Gくらいあって、
しかも技入れてる脳内引き出しもSSDでサクサク出せる。
最後はスペックの差が出た、と思います。

飯伏幸太選手の勢いは凄まじいです。
オカダカズチカ選手も、全勝と言う勢いはストップしましたが、
ジェフコブ選手との試合で再び火がつきました。

明日、最後に立っているのはどちらなのでしょうか。

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