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【深読み】飯伏幸太がNJCで敗退した3つの理由と内藤哲也とザックセイバーJrより格下な現状。

伏幸太敗退!

 

 

まさかでした。
大阪での復帰宣言、そして、
新日本残留宣言から、
飯伏幸太の2019年大躍進は揺るぎないものだと確信していました。

が、まさかの2回戦敗退。

 

まずは、ザックセイバーJr.のファンの方、
鈴木軍ファンの方、おめでとうございます。
試合展開を見ていても、終始ザックペースで進んでいたと思います。
内藤哲也とは違うスタイルのザックに翻弄され続けた試合でした。

 

ではなぜ、飯伏幸太は負けたのか?
ここまでザックセイバーJr.にペースを握られていたのか?

を、飯伏幸太推しとして、

最後の悪あがきをしたいと思います!

 

 

スラムダンク的”燃え尽き症候群”?

NJC1回戦の内藤哲也戦の前に飯伏幸太はTwitterで
内藤戦が「事実上の決勝戦」だという旨を呟きました。

そして、試合後のバックステージでも、
「先のことは考えていない」と話しました。
それだけ内藤哲也戦に賭けていたことがわかります。

前に、飯伏幸太の驀進を予測するブログを書いたときに、
スラムダンクの湘北高校の例えをちらっと書きました。

www.noumisoprowrestle.work

 内藤哲也のその他の情報はこちら 

 

まさか、これと同じような展開になるとは思いませんでしたが…
言葉というのは吐き出すと形になるものですね…

高校バスケットボール全国大会1回戦。
山王工業という優勝候補の一角と当たった、
主人公・桜木花道が所属する湘北高校。
激戦の末、辛くも勝利した湘北高校は、
その勢いのまま全国制覇をすることなく、
2回戦であっけなく敗退。
山王工業戦後の”燃え尽き症候群”で負けたとされました。


まさか、飯伏幸太もその状態に陥るとは、と思いますが、
そう思ってもいいくらいの名勝負でした。
内藤哲也がインターコンチネンタル王者になってから以降、
スタイルとして確立しているハードコアスタイル。
クリス・ジェリコ戦で東京ドームを歓声と悲鳴とため息を呼んだ
あのスタイルを飯伏幸太は警戒しつつ、もろにくらいつつの展開でした。

 

 

それを「コエ」たのは、飯伏幸太を形成する全て、
「レガシー」ともいえる、彼の中のプロレス遺産が爆発しました。
中邑真輔、ケニーオメガ、棚橋弘至。


セルを倒した悟飯のかめはめ波に、悟空が憑依したあの一撃のように。

 

次の事なんて考えられない、もしかしたらベストバウトをとってもいい
名勝負でした。

 

飯伏幸太はザックセイバーJrより格下?

内藤哲也との勝負は最高でした。
しかし、ザックセイバーJr戦は、飯伏幸太のここ数年のシングルマッチの中で、
圧倒的に飯伏幸太の存在感がなかった試合でした。

まるで、ザックセイバーJr.と若手のマススパーを見ているようでした。

 

そう、スパーリングなんです。ザックセイバーJr.という、

ブリティッシュヘビー級王者からすると、

実績不足の飯伏幸太はスパーリング相手の格下だということです。

 

2013年にDDTと新日本プロレスの2団体同時所属になってからの
飯伏幸太の実績は、2015年のNJC優勝と2018年のNEVER無差別戴冠。

人気と実力は申し分ありませんが、
新日本プロレスでの実績がまだまだ足りないんです。

例えで出すと失礼かもしれませんが、実績だけで見ると、
内藤哲也やザックは勿論、後藤洋央紀よりも格下ということになります。

しかも、2016年に両団体を退団し、「飯伏プロレス研究所」を設立。
つまり、新日本プロレスに参戦している飯伏幸太の現状は、

実績がイマイチなフリー参戦選手。

新日本プロレスの大事な提携先であり、イギリス・ヨーロッパの重要な拠点である、
RPWの現王者が負けるなんてことが起きたとしたら…?

プロレスにおいて「格」という大事な「核」が飯伏幸太には足りなかった。

「飯伏幸太が2019年爆発する!」と思いすぎていた
ボクは、こんな簡単なことにすら気付いていなかったんですね。

勿論、NJCってのは、その「格」を越えるきっかけになるトーナメントです。
ジャイアントキリングを狙う若手が出てくる大会。

しかし、飯伏幸太にそれが起きなかった。ただそれだけのことなんですよね…

 

 

最も苦手なスタイルとの戦い

試合前の飯伏幸太は、東スポの岡本記者に、
「ザックセイバーJr.は苦手な相手」と漏らしていたようです。

新日本プロレスワールドの解説席でも、そのことを話していた岡本記者。

2018年のNJCでも2回戦で当たった飯伏幸太の脳裏には、
1年前の悪夢が蘇ってきたことでしょう。
通常営業の飯伏幸太なら、そんなこと関係ないのでしょうが、

今の飯伏幸太は、

内藤哲也戦後の”燃え尽き症候群”、

ケニーオメガ退団以降の”残留宣言”

フリー参戦ではなく、新日本プロレス所属を匂わす発言、

など、「自由人飯伏幸太」を束縛する状況が生まれている最中です。

 

 

更に、飯伏幸太のスタイルは「オルタナティブな発想と閃き」。
つまり「誰も見た事ないプロレス」です。

「人でなしドライバー」や「やり投げ」などのぶっ飛んだ発想。
「フェニックス・プレックス」や「スワンダイブ式ジャーマン」などの、
既存の技を魔改造したような技など。

対するザックセイバーJr.は、クラシカルなランカシャースタイル。
いわゆる「CACC(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン)」です。

スタンディングでも寝ていても、ロープ際でもコーナー上でも、
リング上でも、エプロンでも、場外でも花道でも、

どんなところからも入れるサブミッションを得意としています。

TAKAみちのくが前口上で言っているアレですね。

飯伏幸太の誰にも思いつかない発想すら、
キャッチしてしまう、これがザックの強さの由縁ですよね。

プロレスゲームの三すくみで、

打撃は関節に弱く、スープレックスに強い。
関節はスープレックスに弱く、打撃に強い。
スープレックスは打撃に弱く、関節に強い。

ってのがありますよね。
実際の試合とゲームを混同するのはどうかと思いますが、
面白いくらい、この三すくみに当てはまっているな、と思いました。

飯伏幸太が圧倒的なパワーも持っていたら、分からなかったかもしれません。

 

 

まとめ

2019年の飯伏幸太のNJCは終わりました。

内藤哲也に「辛勝」し、
ザックに「惨敗」しました。

 ”自分で終わらせた”

タップ負けを喫したってことですね。

 

内藤哲也戦に「燃え尽き」て、

ザックセイバーJrより「格下」で、

スパーリングのようにするする極まる関節技が「苦手」なら、

 

それを克服すればいい。

 

G1クライマックスに向けて、

新日本プロレスに「馴染み」、「格」を上げればいいだけの事。

 

2019年に飯伏幸太はまだ始まったばかりです!

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