群れるとはなんだ?
飯伏幸太NJC1回戦突破記念で、
「群れない飯伏幸太」と
「内藤哲也」について書きましたが、
今回は「群れる」というもの自体に
触れていこうと思います。
新日本プロレスで「群れる」ということ
棚橋弘至は新日本プロレスのキャリアにおいて
KENSO(当時鈴木健想)との
「KING OF THE HILLS」
を除いてほとんどユニットを組んでいません。
最近ではジャイアント馬場追善興行でも組んだ
ヨシタツとのタッグも一瞬ありましたが、
シングルでの活躍を多くやってきました。
オカダカズチカも外道とのコンビはありましたが、
タッグチームとしての活躍はほとんどありません。
YOSHI-HASHIとのタッグも、
同じユニットだからってくらいで、
際立った結果もありません。
この2人はそれぞれ、
本隊とCHAOSというユニットで「群れ」ながら、
タッグチームという「群れ方」はしてきませんでした。
そして昨年末、この2人はドリームタッグを結成。
しかし、本格的なタッグというより、
ジェイ・ホワイトやバレットクラブという
共通の敵を倒すために一時的に組んだ、という印象です。
IWGPヘビー級王座防衛記録をもつこの2人が、
「群れなかった」こと。
それは即ち、
新日本プロレスにおいて
「群れる」ことは不利だという事。
タッグチームのイメージがついてしまうと、
なかなかシングルでの活躍が見込めなくなってしまう。
EVIL&SANADAなんかがそのいい例だと思います。
それぞれシングル戦線でも十分通じる力を持っていながら、
タッグイメージがそれを邪魔しているという印象です。
群れない男・飯伏幸太
新日本プロレスで「群れ」ちゃいけない。
トップを獲れないから。
それを知ってか知らずか、
飯伏幸太は常に、孤独を選んできました。
前にも引用した、KAMINOGE41号で飯伏幸太は、
内藤哲也への言及とは別に、
「今年から社会に出るフレッシュマンへのアドバイス」
というテーマで話を進めていました。
ボクからひとつだけそういう人たちにヒントを言えるとしたら、
「組織に馴染むとマズイ」っていう(笑)ー組織に馴染むとマズイ!(笑)
そうです。組織に馴染まずに孤立していたほうが上がっていくんですよ。
ーなるほど、なるほど!
馴染むとそこで止まるんですよそこまでなんですよ。だから、ボクもこうして孤立を楽しんでるんじゃないですか(笑)
(引用元:KAMINOGE41号)
新日本プロレスに馴染むと、上へあがっていけない。
この「上」ってのは何を指すのか明言していませんが、
恐らくIWGPという価値観ではなく、
「飯伏プロレス研究所」で「自由」を満喫するという、
自分なりのゴール地点を指しての「上」だったと思います。
この当時の飯伏幸太は、まだこういう思いでいました。
しかし、その思いは完全に崩されました。
棚橋弘至によって。
2017年のインターコンチネンタル戦で、
棚橋弘至は飯伏幸太の「自由」さを完全否定。
「カミゴェ=棚橋弘至超え」なのに、
飯伏幸太は新日本プロレスで何もやっていない。
棚橋弘至の言い分も分かります。
「新日本プロレスの象徴ともいえる
オレ(棚橋)を越えた飯伏幸太が、
なぜ内藤哲也に存在感で負けてるんだ?」
それはきっと飯伏幸太が
「組織に馴染まなかった」から。
孤立して上にいく、という意思は、
いつのまにか、誰からの支持を得られずに
宙ぶらりんになってしまった。
唯一手を差し伸べたのが、AEWのケニーオメガ。
しかし、遂に飯伏幸太はケニーオメガから離れ、
覚悟を決めました。
「群れる」ことを毛嫌いした飯伏幸太。
「群れる」ことは正しい選択じゃない。
棚橋弘至だってオカダカズチカだってそうだったから。
ただ、「群れる」と「馴染む」を混同してきたからこそ、
「宙ぶらりん」になっていました。
NJC1回戦後の飯伏幸太は、フリーをやめて所属することを匂わす発言をしました。
これは、新日本プロレスに「馴染む」ことを
選んだと捉えられます。
これは確実に言えます。
IWGPヘビー級王者・飯伏幸太誕生。
それがMSGなのか、どんたくなのか、大阪城ホールなのか、
それともG1クライマックスを優勝して、
2020年レッスルキングダム14、
東京ドーム2連戦でなのか!
かなり近い未来にチャンピオン・飯伏幸太が見られる!
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