2019年のタイチは、突き進むのか、それとも・・・？
オレオレ詐欺?タイチ不敵な笑み
雪の札幌2連戦
内藤哲也が花道で沈んだ。
これは、飯塚高史選手が、内藤選手の後ろから急襲した形。
タイチ選手は、それには加担していないと言えば、成立する状況。
三沢威トレーナーどころか、菅林社長までリングサイドにでてくる状況。
無効試合になっても仕様がない状況。
タイチ選手からすれば、
「飯塚が勝手にやったこと」
蝶野正洋さんは、実況席で言いました。
「オレオレ詐欺グループみたいだな！」
と。
タイチの悪役感は鈴木みのるを越えた？
その後、内藤哲也選手はリングに戻ってきました。
「やれんのか？来いよ！オラ！」
内藤に罵声を浴びせる、タイチ。
ヤバイ！
この悪役感！ヤバい！
ボスである鈴木みのる選手とはまた違う、
「ハメられた！」感があるタイチ選手の戦法！
これから、プロレスにおける”勧善懲悪”が始まる！
そう思いました。
タイチの中の正義
でも、
タイチ選手は違いまいした。
悪には悪なりの「正義」がある！
そう言わんばかりの、
タイチ選手のストレッチプラム！
この試合の最大のハイライトは、藤原組長ばりの、飯塚さんによる
入場中に襲い掛かる場面ではなく、
この技が出たことだと思います！
これ、昔からプロレス好きな人からすると、
タイチ選手の師匠である、
川田利明選手の技なんです！
これって、何を意味するかというと、
これだけ悪者でやってきたにも関わらず、
内藤を倒す！
っていうい気持ちは忘れていなかったってこと。
ヒールとかベビーとか、正義とか悪者じゃなく、
今日の日のために、今まで見せてこなかった技を用意し、
タイチは内藤に勝ちたかったってこと。
僕にはそう映りました。
その後のパワーボムの体制で、
「あれ、垂直落下式？！」
って、三沢光晴沢対川田利明の試合を思い出したのは、ボクだけじゃないはず！
タイチ選手は、タイチ選手なりの覚悟を持って、この試合に挑み、
自分のルーツである「川田利明」を通して、自分の一番の武器を再確認し、
それを全力で出した。
もしかしたら、「また川田のマネしやがって！」
とか、心無い声が飛んでくるかもしれない。
だけど、そんなちっぽけなことよりも、
内藤哲也選手に勝つ！
という思いの方が大きいに決まってる。
「マネ」で結構。川田利明という最高のレスラーのマネならいくらでもやってやるよ。
きっとタイチ選手なら、ぶっきらぼうにこんなこと言いそうですよね。
2019年のタイチ
結果、デスティーノで沈んだタイチ選手。
でも、2018年から始まったヘビー級での戦い。
まだまだ始まったばかりです。
今年は、ニュージャパンカップで何をみせるか？
優勝すればIWGPヘビー級初挑戦ということにもなってきます。
内藤哲也選手が、インターコンチ保持のまま、IWGPヘビーへの挑戦を表明しました。
ならば、これまでのルールを変更して、インターコンチ王者もNJCにエントリーできるようになりそうです。
そうなると、決勝で内藤哲也選手とタイチ選手が再戦する可能性もあります。
更に、夏のG1クライマックスに、今年は参戦濃厚のタイチ選手。
しかし、新日本プロレスで生き残っていくためには、話題を提供し続けなければいけません。
話題が尽きるとき、それは即ち・・・消える・・・？
内藤哲也選手との抗争は、いったん終息しました。
しかし、タイチ選手からすると、こんなにおいしい話をたった一回で終わらせたくないはず。
大阪大会や旗揚げ記念日、NJCとビッグマッチは続きます。
まだまだ2019年のタイチ選手から目が離せません！
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