新日本プロレスばかり追っかけていると、オモシロい記事をぽろっと見逃してしまう。
全日本プロレス社長兼選手の秋山準選手が、大日本プロレス、NOAHとの対抗戦に意欲を示しているみたいですね。
この事で【深読み】してみると、
「風が吹けば桶屋が儲かる」
ならぬ、
「秋山準が団体対抗戦を仕掛ければ、AEWが儲かる」
な、お話し。
他の追随を許さない新日本プロレス
現在、日本のマット界は「新日本プロレス一強時代」。
他の団体は、ぶっちゃけ、有名無名問わず、新日本プロレスの足元にも及びません。
少し言い方がアレでしたが・・・
実際、新日本プロレス以外の団体の最大の大会を見てみると、一目瞭然。
全日本プロレスは日本武道館、ドラゴンゲートは神戸ワールド記念ホール、
DDTと大日本プロレスは両国国技館。
NOAHは2018年に、丸藤正道選手の20周年記念試合が両国国技館で行われましたが、
通常の大会だと、横浜文体などが一番大きな会場です。
そうです。
他団体の年間最大大会は、新日本プロレスのシリーズ最終戦レベル!
と、なれば、「非」新日本プロレスで興行をやることは大きな意味があると思います。
ガラパゴス団体になった新日本プロレス
団体対抗戦の歴史は長いですが、現在は収束しています。
新日本プロレスも、全日本プロレスやNOAHとの対抗戦時代がありましたが、
時代が変わり、新日本プロレスは独自の興行で回っていけるようになり、
G1クライマックスに参戦した、丸藤正道選手のように、単独でのスポット参戦はあるも
のの、「新日本プロレスVS○○」といった図式は作っていきませんでした。
理由としては、さっきも言いましたが、他団体と絡む必要がなくなったから。
新日本プロレス低迷期だった10年ほど前は多く絡んできましたが、
今はスター選手が揃い、東京やビッグマッチはもちろん、地方会場も満員になるほどです。
飯伏幸太選手がDDTと新日本プロレスの2団体所属時代には、オカダ・カズチカ選手や
棚橋弘至選手がDDTに参戦するなどありましたが、今はもう絡むことはありません。
情のない団体?新日本プロレス
この事は、プロレスファンからすると、新日本プロレスに「冷たさ」を感じます。
色んなことがあるのかもしれませんが、
「必要なくなったら切る」
という印象です。
もちろん、企業が大きなって、生き残っていくためには必要なことでしょう。
しかも新日本プロレスは、世界中のプロレス団体の中でも、
業界第二位の大手企業です。
多少の犠牲は払っていかなければ、世界と戦っていけない。
そう思うのも当然です。
有望なレスラーを受け入れ続けた新日本
しかも、新日本プロレスは「切る」だけでなく、「受け入れ」もしています。
当時SMASH所属だったKUSHIDA選手、元全日本プロレス、W-1のSANADA選手、
ドラゴンゲートの鷹木信悟選手。
生え抜きを育成すると同時に、内藤哲也選手の手引きがあったにしても、
有望なスター候補を受け入れてきました。
しかし、他団体からすると、「引き抜き」という印象が拭えません。
じゃあ、どうするか?
新日本プロレス対”非”新日本プロレスの興行合戦!
「”非”新日本プロレス勢で対抗戦をして、新日本プロレスを脅かそう!」
となるはず。
全日本プロレスには、宮原健斗選手や諏訪魔選手、
DDTからフリーになり全日本に入団した石川修二選手、
ジョー・ド―リング選手や、ゼウス選手など、
生え抜きも外様も全日本プロレスの威信を賭けて闘っています。
2018年のチャンピオンカーニバルには、ロスインゴ入りするまえの鷹木信悟選手も参戦していました。
ドラゴンゲート所属の時から他団体との試合を渇望していた鷹木選手は、
このリーグ戦で、階級は一応ジュニアヘビーながら、目覚ましい活躍をみせました。
全日本プロレス勢と、大日本、NOAHの戦いが本当に始まったら、
新日本プロレスの選手たちにとってもいい刺激になるはずです!
でもね・・・
秋山準の構想はAEWとWWEにも波及する?
更に、この何年も、選手大量離脱の雰囲気が続く新日本プロレス。
中邑真輔、AJスタイルズ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ、
KUSHIDA、ヤングバックスらエリート勢、ケニー・オメガ、ヨシタツ(←アレ?)
AEWの動向も気になります。
国内の情勢とも照らし合わせると、CIMA選手が暗躍しているのが気になりますよね!
2018年からドラゴンゲート本隊から離れ、上海のOWEを主戦場としながら、
W-1とDDTに「♯STRONG HARTS」として乗り込み、両団体をかき回しました。
しかし、両団体のファンの方は「CIMAなんかきやがって!」
なんて微塵も思っていません。
「CIMAが来て、W-1もDDTもスゲー盛り上がった!」
と思っているでしょう。
なぜなら、これまでスポットが当たらなかった、有望な若手をピックアップし、
奮起させ、対角線に立ったり、共闘したりして、団体の新陳代謝を促しました。
もうこれって、企業コンサルレベルじゃね?
古館伊知郎さんが実況するなら「戦う企業コンサルタント」っていいそうなくらい!
その対象は、DDTとW-1だけ?
DDT社長であり、W-1相談役の高木三四郎選手とCIMA選手が手を組んだ事は予想できます。
最近、秋山準選手、DDT傘下の「ガンバレ☆プロレス」に出場しましたよね•••
てことは、
あくまで深読みですが、他団体が活発になればなるほど、
CIMAがまとめてAEWに売り込む可能性があるということ!
ということは、世界のプロレスの縮図は、
WWE、
AEW+「非新日本プロレス団体」
新日本プロレス+ROH
ざっくりいうとこんな感じでしょうか。
「秋山準が団体対抗戦を仕掛ける」
↓
「非新日本プロレスの団体が盛り上がる」
↓
「AEWとパイプがあるCIMAが有望な選手を売り込む」
↓
「WWEと新日本プロレスに匹敵する団体に急成長する」
↓
「AEWが儲かる」
という【深読み】理論です
さらに、新日本プロレスは女子部門を持ちませんから、キャリアアップを狙う女子レスラーは、
ASUKA選手やカイリ・セイン選手、紫雷イオ選手らのように海外にいくしかありません。
この事が何を意味するのか。
2択です。
今より更に熱を帯びたプロレスブームが起きて、この3つの勢力がそれぞれ活躍していくのか?
それとも、三すくみ時代に突入し、パワーバランスが崩れた結果、
どこかが潰れてしまうのか?
新日本プロレスは、今、東京ドーム2連戦やMSG大会という「ハード」に合わせた
「ソフト」作りに必死です。
ウィル・オスプレイ選手と飯伏幸太選手の戦い。
タイチ選手の成長。
高橋ヒロム選手の復帰。
それに加え、SANADA選手やEVIL選手など、タッグ戦線のレスラーをシングルプレイヤーにしていくことも始まっていきそうです。
しかし、それだけでいいのでしょうか?
本当の敵は、内部にはいないのかもしれません・・・
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