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鷹木信悟のレガシーにしびれた!ウィル・オスプレイのマイクもジョン・モクスリーへの不満も?【新日本プロレス】

とにもかくにも新日本プロレスの伏線の張り方は巧すぎる。

https://www.njpw.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/21.jpg

(引用:新日本プロレスオフィシャルサイト)

 

 

IWGPジュニアタッグ選手権は?

SHO選手&YOH選手が持つIWGPジュニアタッグに、
エル・ファンタズモ選手(ELP)とロビー・イーグルス選手が
挑戦すると思いきや、
ELP選手と石森太二選手での挑戦表明がなされました。

シングル戦線で戦ってきた石森太二選手。
NEVER6人王座戴冠の経歴もありますが、
まさか、ここへきて、
ジュニアタッグ戦線へ出てくるとは思いませんでした。

 

新日本プロレスは、極端に言えば「シングル至上主義」

どんな名タッグも、当然IWGPヘビーやインターコンチより
試合順が後になることはありません。

ともすれば、東京ドーム大会であったとしても、
2試合目3試合目になることもあります。

しかし、今回の事で、タッグ戦線が見つめなおされる事に
なるかもしれません。

石森太二選手という、新日本プロレスきっての
シングルプレイヤーがタッグ戦線へ出ることで、
新日本プロレスの戦いのベクトルが変わるのでしょうか?

 

全ては一夜明け会見で明らかになりますが、
シングル/タッグという決定的な差が、
このことで変化することを望みます。

 

 

IWGP US王座は?

ジョン・モクスリ―選手が、ジュース・ロビンソン選手
を下して、IWGP US王座を奪取!

これは、もう、ホントにまさかでした!

ジョン・モクスリー選手は、WWE退団後、
AEWのリング現れました。

新日本プロレスとAEWは提携関係にあるという、
公言はなされていません。

むしろ、新日本プロレスを退団、継続参戦の解除
をした選手たちが多いので、
AEWと新日本プロレスは交わることはない、
或いは、まだまだ先の事だと思われてきました。

 

 

のうぷろ的に、

今回のジョン・モクスリー選手の勝利は、
AEWとの距離が、グッと近くなったものと考えます。

まだまだ、ROHやCMLLとの提携レベルではないでしょうが、
将来的には、ケニー・オメガ選手らの参戦が
見込めるんじゃないかと思います。

AEWは巨大な資本が絡んでいます。
しかしそれだけで、団体が維持/継続はしていかないでしょう。

ということは、新日本プロレスやROHなどとの提携は必須。

そのために、ジョン・モクスリー選手や
クリス・ジェリコ選手といった、
しがらみがない選手が、
まず新日本プロレスに参戦したものと思われます。

では、この先のUS王座の行方は?
ジョン・モクスリー選手のG1参戦はあるのか?

これまた、一夜明け会見で明かされることでしょう。

 

IWGP US王座は不満が残る?

しかしながら、元WWE勢が新日本プロレスへ参戦すると、
あの手のハードコアマッチしかしないのか?

という大いなる不満があります。

これが、ジョン・モクスリー選手やクリス・ジェリコ選手の
要求なのか、新日本プロレスが海外向けのコンテンツとして
要求したものか分かりませんが、

新日本プロレスのスタイルに順応していこうとしていたであろう、
ジュース・ロビンソン選手にとって、

こんなに屈辱的な展開はなかったと思います。

先述した、AEWと新日本プロレスの提携も視野に入れた
考えももちろんあるでしょうが、

ぶっちゃけていうと、試合に関して、

何も特筆すべきことはありませんでした。

クリス・ジェリコ選手の枠が一人増えただけ。
(それはとても凄い事ですが)

 

 

BOSJ決勝戦は史上最高の試合!

そんな中、ウィル・オスプレイ選手と
鷹木信悟選手の試合は、

とても凄く、とても興味深いものがありました。

まず一つ目は、ウィル・オスプレイ選手の
「気運の作り方」です。

のうぷろ的に今回のBOSJは、鷹木信悟選手を推していました。

だから「無敗」「全勝」というワードには毎回
ワクワクしていましたし、
BOSJ初出場初優勝の機運をもっているものと
確信して疑いませんでした。

しかし、公式戦最終日の、ウィル・オスプレイ選手の
マイクによって、その機運はひっくり返されました。

「性格に相手を評し、自らも評する」

鷹木信悟選手に対し、

「日本語が出来ないという、言語的なアドバンテージをとられた」

ウィル・オスプレイ選手。

しかし、そのアドバンテージを、

「新日本プロレス愛」というものに変換させて、
つたなくも熱いマイクで表現したウィル・オスプレイ選手は、
完全に観客の心を掴みました。

そのことで、
「もしかしたら、鷹木信悟選手が優勝しないかもしれない」

と思うようになりました。

そして、それは、真実となりました。

次に、鷹木信悟選手の「レガシー=遺産」の使い方です。

新日本プロレスに参戦してからの必殺技は、
ラストオブザドラゴンです。

しかし、ドラゴンゲート時代をさかのぼれば、
この技は、「奥義」であって、
年間最大のビッグマッチレベルでしか使わないし、
ヘタすれば一年に一回も使わない技でした。

では、なんの技がフィニッシャーだったか?

それは「メイドインジャパン」という、
YOSHI-HASHI選手の「カルマ」と同型の技です。

この「メイドインジャパン」はもはや封印したものと
思っていましたが、
まさか、このタイミングだしてくるなんて、
役者が過ぎます!

しかも、雪崩式のリストクラッチデスバレーボムの

「ステイドリーム」も解禁!

これまで、ケニー・オメガ選手がG1クライマックスを
制覇した時に繰り出した、ブラディーサンデーやスタイルズクラッシュ、
シットダウン式ラストライドのように、

自身に大いにかかわりのある「レガシー」を
繰り出すことで、多くの選手が栄光を掴んできました。

 

しかし、ウィル・オスプレイ選手は、
鷹木信悟選手の「レガシー」を越えて、
BOSJ制覇をなしえました。

まとめ

KUSHIDA選手がいなくなって初のBOSJ。

そして、初の大会場での決勝戦。

物議を醸す試合もありながら、
全て、鷹木信悟選手、ウィル・オスプレイ選手、

そして、BOSJを彩った選手たちによって大団円を迎えたと思います。

平日開催による客入りなどの問題点もありましたが、

初めての試みが、これだけのものになり、
上半期のセミファイナル、下半期の伏線を敷けたことは、
新日本プロレスにとってプラスにしかならないでしょう。

既に来年のBOSJが楽しみになっているのうぷろでありました。


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