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金丸義信とエルファンタズモとマーティ・スカルという新日本プロレス最高のヒールたち【新日本プロレス】

金丸義信とエルファンタズモ、
マーティ・スカルという新日本プロレス最高のヒールたち

ヒールがいるからプロレスは面白い!

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後楽園ホール3連戦は、

全試合が公式戦なので、
ジュニアヘビー級のシングルマッチを満喫できる3日間です。

 

その中で、プロレスの魅力の一つ

「悪役=ヒールレスラー」

 

今回は特に気になった、3つの試合、
そして、「3つのヒール」について書いていこうと思います。

 

「クレバーなヒール」金丸義信

開幕から2連敗を喫し、
ようやく山形でTAKAみちのく選手から白星を獲った
SHO選手。

相手は、TAKAみちのく選手と同じ鈴木軍の
金丸義信選手。

ヒールユニット「鈴木軍」であり、
ラフファイトや反則技を多く見せますが、
全日本プロレス、NOAHで何度も
ジュニアヘビー級のタイトルを獲得してきた
金丸義信選手。

SHO選手がラフファイトをかわせば、
新旧テクニシャン対決になる!

と、思いきや!

まさかの、SHO選手の場外負け!

鈴木軍お得意の、序盤の場外での攻防で、

カウントが18まで数えられたところ、

金丸義信選手がヤングライオンを
SHO選手にぶつけ、そのままカウント20を
聞くこととなりました。

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(引用:新日本プロレスオフィシャルサイト)

これには、まさか!といった表情のSHO選手。
対する金丸選手はしてやったりといった顔。

「周りが見えていない」
過去に、実況席に座った金丸義信選手が
SHO選手に言い放った言葉です。

長いキャリアの中で経験したリーグ戦の戦い方、
培ってきた、相手の勢いをスカす技。

完全に、技あり一本でした。

 

「正統派なヒール」マーティ・スカル

個人的に今日のベストバウト。

全勝で「無敗」記録更新中の鷹木信悟選手。

対するは、高橋ヒロム選手いうところの、
「傘マン2019」こと、
マーティスカル選手。

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(引用:新日本プロレスオフィシャルサイト)

セコンドに、プチブレイクを果たしそうな、

ブロディ・キング選手を引き連れての登場でした。

この試合の見どころは

「正義」と「悪」の戦い
という構図になったところだと思います。

鷹木信悟選手は決してベビーフェイスなわけではありません。
SHO選手との抗争においては、
どちらかと言えば、「ヒール」寄りの立ち位置です。

しかし、今回は「大悪党」マーティ・スカル選手の存在で、
鷹木信悟選手が「完全ベビーフェイス」の立ち位置になりました。

 

そして更に、その熱い展開に拍車をかけたのが、
セコンドについていたブロディ・キング選手です。

巨漢パワーファイターのブロディ・キング選手。
鷹木信悟選手が、串刺しパンピングボンバーを
決めようとしたところに乱入。

そして、旋回式のパワースラムで投げ飛ばしました!

 

この圧倒的パワーの前に、KO寸前の鷹木信悟選手でしたが、
何とかカウント2で返しました。

グロッキー状態の鷹木信悟選手を後押ししようと、
観客の「鷹木コール」は大きくなるばかり。

しかし、そこへ再びブロディキング選手が乱入。

二度同じ手は喰らわまいと、ラリアットを誤爆させると、
ブロディ・キング選手へパンピング!

会場のボルテージが一気に上がると、
得意の熨斗紙!

やや崩れ気味ながらも、
最後は、パンピングボンバーからの
ラストオブドラゴン!

無傷の4連勝となりました!

2対1の不利な状況、レフェリーも不在になったところを、
強烈なラリアットで一気に形成を逆転させるっていう
正統派ベビーフェイスを引き出した、
正統派なヒールの2人!

 それにしても、真っ向勝負の鷹木信悟選手は、
ヒールをバッタバッタ倒すのが実に似合う!

「最高の試合にこだわるヒール」エル・ファンタズモ

これぞまさにBOSJと言わんばかりの、

4次元プロレス!
ファンタスティック・プロレス!
GIFにピッタリなプロレス!
またまた世界中に拡散されるんじゃないかってくらいの、
ど派手な空中戦を見せてくれました。

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(引用:新日本プロレスオフィシャルサイト)

「ジ・エアリアル・アサシン」の名の通り、
後楽園のリングのみならず、「空」をも支配した
ウィル・オスプレイ選手。

対するエル・ファンタズモ選手は、
ウィル・オスプレイ選手に劣らないハイフライヤーっぷりを
発揮しましたが、より「ふてぶてしさ」と「エグさ」をもって
ウィル・オスプレイ選手に襲い掛かった、そんな気がしました。

しかし、開始早々、場外へエル・ファンタズモ選手を
蹴り飛ばしたウィル・オスプレイ選手は、
リングサイドのお客さんを吹き飛ばす勢いで、
エル・ファンタズモ選手を投げ飛ばします!

 

そう、「エグさ」を持っていたのは、
ウィル・オスプレイ選手でした。

しかし、エル・ファンタズモ選手も、「エグさ」で負けていません。

南側の客席での攻防になると、
ロビー入口の階段の上から、お客さんを巻き込む勢いの
ラ・ケプラーダ!

会場に行かずとも、新日本プロレスワールドの
ブラウザからも、熱気や、悲鳴に近いような歓声が感じられました。

お互いのフィニッシャーを読み合い、消し合いするなかで、
最後に決めたのは、エル・ファンタズモ選手。

必殺の「CRⅡ」で叩きつけ、ウィル・オスプレイ選手から
勝利を奪いました。

 

まとめ

今日は、3種類のヒールの戦いっぷりを見せつけられました。

 

クレバーなヒール、金丸義信選手。

反則や乱入でベビーフェイスを追い込む、
いわば正統派のヒール、マーティ・スカル選手

キャラ的にヒールだけど、最後の駆け引きや、
技の応酬では、ベビーもヒールでもなく、
ただ勝利を掴みたい一レスラーの顔を見せた、
エル・ファンタズモ選手

ひとつの大会で、これだけの幅のある内容を見せられるなんて
やはり、新日本プロレスはハイクオリティなコンテンツだ、
と思った後楽園初日でした。

 

 


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