のうみそプロレス

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矢野通のツイッターこそプロレスファンが見習わなければならない全てが詰まっている。

 矢野通のツイッターこそプロレスファンが見習わなければならない全てが詰まっている。な話。

まず最初に言いたいことは、
矢野通選手、
ツイッターうま過ぎ!

タイムライン上に流れてきたこのツイート、
どう考えても読んじゃうし、
リンク先踏んじゃうでしょ。
そして、そこについているハッシュタグが目を引く。

#オカダは凄いぞ 

#俺を怒らせるな

#プロレスファンは怒るべき
 

オカダは凄いぞ

これを最初にもってきたあたりがうまい!
自分自身の怒りよりも、オカダカズチカ世界的にみても
トップのプロレスラーを擁護することで、
単にむかついたことに噛み付いているだけじゃない
印象を与えます。

このタグがあるのとないので、矢野通というプロレスラーが
もつイメージががらっと変わりますよね。
勿論、一番伝えたいことは「オカダカズチカ凄い」だから、
ないわけないんですけど。

 

俺を怒らせるな

だから矢野通選手が言いたかったことは、
「ただの野球解説者への怒り」
じゃないってことが既に伝わるんですよね。

もっと他の表現なかったの?っていう、
プロの仕事に対する疑問なんじゃないかと。

 って、ことですよね。

いや、確かに、この解説者のかたの言い方も、
プロレス蔑視的な言い方ではまったくないし、
プロレスってものがまだもってる、
世の中にはびこる、ネガティブなイメージ。
大酒のみの大飯喰らい、とか、
うさんくささや、格闘技とはまた違う、
ショーによったものだというイメージ。

プロレスファンは怒るべき

これに関して、
ただただ、プロレスを知らない人が言ってるたわ言だ、
って思うんじゃダメだよ、
っていうニュアンスだと思うんですよね。
矢野通選手が言ってることって。

新日本プロレスが、国内プロレス畑のなかの
一位をとってるなかで、
SNSで多くの方が発信していったら、
この解説者のかたにも届くんだと思うんです。

だからこその、
「プロレスファンは怒るべき」
なんだと思います。

 

最後に 

矢野通選手へのリプで、
「年間100試合以上やってるレスラーをわかってない」とか、
「毎回観客を熱狂させてる」や、
「自己プロデュース能力も長けてて」
とか、急に議論を「プロレス的」にもってくる人が苦手です。

あと、プロ野球選手の好成績残す方も、
年間の試合数は相当なものだし、観客を熱狂させるし、
試合に起用してもらおうと、スタイルを模索したり、
アップデートをし続けています。

プロレスラーだけがすごい訳では当然ないし、
プロ野球選手と比較するものでもないし、
「だけがいい」じゃなく、
「共にいい」んじゃないの、と。

矢野通選手の論点もそこだったわけでょ?
「プロレスラーが凄いに決まってるだろ!」
じゃなく、
「解説者として、他ジャンルの選手を評する時に、
”意外と”っていう言葉がでてくる事に疑問をもつ」
ってことでしょ?

矢野通選手らしい、激昂した文章だし、
脳内再生が余裕な感じだですけど、
ハプニング的だったとしても
オカダカズチカ選手が卑下されたことへの怒り、
言葉を操ることを生業にしている方への不満、
身体をフルに使うということでは、
プロレスラーだって、他のアスリートだって同じはず。
その選手に対して、思わずとはいえ
「意外と」という言葉が出るのは

まあ、ちょっと、普段からそういう目で見てるんだろうなー、
とは思いますよね。
野球畑で過ごしてきた人だから、
そういう思考になるんだろうなとも思いますけど、
確実に「失言」ですよね。

今プロレスがブームだから、とかじゃなく、
同じスポーツエンターテイメントという枠で考えなきゃいけないし、
それが嫌なんだったら、始球式の時にわざわざ喋んなきゃいいだけのこと。
物見遊山な気持ちで軽率に喋るからいけないんですよね。

 

だけど、プロレスファンだって同じ。
軽率に、プロレス外のツイートをするときに、
「プロレスだったら」
「プロレス的に考えたら」
とか言いがちだけど、
他ジャンルの方やファンの方を、
誹謗することになるかもしれない発言は、
一回指を止めて考えるべきだと思います。

 

なんてことを思ったのうぷろでした。