のうみそプロレス

できれば面白い文章が書ける人になりたかった

MENU

オカダカズチカとSANADAか?MSGでジェイ・ホワイト撃破した今後はどうなる?

オカダカズチカ激勝!

 

 

昨年末から、辛酸をなめ続けてきたオカダカズチカ。

その相手は、新星のようにあらわれた、
”赤く黒い星”

「スウィッチ・ブレード」ジェイ・ホワイト。

 

オカダとジェイの2018年

2018年の9月に外道がオカダカズチカを裏切り、
ジェイ・ホワイトと結託。
レインメーカとして2013年に登場し、
棚橋弘至を破り、IWGP戴冠した「レインメーカーショック」
以降、オカダ×外道は、リング上で共闘することがない、
選手とMGという関係で一世を風靡しました。

その関係が解消。
それ以降、オカダカズチカに吹いていた追い風はピタリとやみ、
むしろ、逆風が吹き荒れました。

棚橋弘至とのドリームタッグ結成も、
ジェイ・ホワイトを破るまでに至りませんでした。

まさに、2018年末から2019年の前半は、
新日本プロレスの中心に君臨し、

「NEW ERA」を体現してきました。

オカダカズチカのNJC

そのジェイホワイトの牙城を遂に崩したオカダカズチカ!

ジェイホワイトにたどり着くまでも、簡単な道のりではありませんでした。

「イッテンヨン」でのスペシャルタッグマッチで惨敗。
「オカダカズチカ オワコン説」まで飛び出すほどでした。

まさに「逆レインメイカーショック」
「ブレードランナーショック」で幕を開けた2019年。

オカダカズチカは、ジェイホワイトにたどり着くまでに、
久々のNJC参加を余儀なくされました。
これまでは、優勝者を迎え撃つ立場だったオカダカズチカは、
過去一度優勝したことがあるこのトーナメントを制する必要がありました。

 

 

しかし、今回のNJCは過去最多の出場者数。
1回戦のマイケル・エルガン、2回戦のマイキーニコルズを、
レインメーカーで仕留めると、

3回戦以降は、ウィル・オスプレイ、石井智宏との
CHAOS対決となりました。
そこに、仲間意識というものは介在せず、
NJCを制するという目標一点しかみていない
男たちの激しい戦いがありました。

SANADAとの決勝戦

戦友の屍をこえて、たどり着いたのは
同級生、SANADAとの決勝。
約一年前は、チャンピオンとして迎え撃った、
SANADAとの戦い。

この一年で、SANADAはより強くなった印象です。
「頭から落とすばかりがプロレスじゃない」
という、G1や棚橋弘至VSケニー・オメガへの意見
で発した言葉を体現するように、
この一年のSANADAは、レスリングテクニックに
磨きがかかり、説得力が増してきました。

「IWGPを巻くイメージはできている」

と週プロで発言したとおり、
いつでも王者として君臨していい状況だと思います。

そんなSANADAを、制したオカダカズチカ。

NJCの戦いを全て、レインメーカーで終わらせた
オカダカズチカ。

そこには、必殺技である自信と、
この技で、新日本プロレスの時代を築いたという自負、
そして、再び、金の雨を降らせるという意思が感じられました。

 

 

最高のヒール・ジェイホワイト

ジェイ・ホワイトのスタイルは温故知新。
グラウンドのテクニックはさることながら、
クラシカルな技にオリジナルな要素を足しつつ、
ジェイホワイトの型を形成しています。

とりわけ、
カウンターでのスウィッチ・ブレード、
投げっぱなしジャーマン、
裏投げ、

という、技と技でつなぐ展開は、
少ない技で試合を作ることがブームな
新日本プロレスにおいて、
珍しいタイプだな、と思います。

しかも、序盤からガンガン動くのに、
最後の最後までスタミナが切れない!

フィジカル最強のオカダカズチカとタメはれるなんて、
そりゃ新日本プロレス、推すよな。ヒールとして。

そこを攻略できたオカダカズチカはやっぱ凄い!
プロレスの勝利に必要な、強さ・感動・熱狂

ってものが内包された「説得力」。

これが、オカダカズチカの方が若干だけど上回った。
そう思います。

 

再確認した必殺技

「イッテンヨン」の時とオカダカズチカは何が変わったか?

それを一点に絞ることはできませんが、

僕の主観では、
「レインメーカーの再確認」だと思います。
2018年、G1クライマックス以降、
オカダカズチカがレインメーカーを出すことが著しく少なくなりました。
というより、
オカダカズチカに勝ち星がつくことが少なくなりました。

そういう時期を越えて迎えたNJC。
いくら年間100試合を数える新日本プロレスの
レスラーとはいえ、勝ち星に恵まれていない時期、
「勝負勘」が薄まった状況でトーナメントに参戦するのは、
厳しい状況だと思います。

そんななか、一回戦のマイケル・エルガン戦。

体格的に、引けを足らない選手が初戦だったのが、
オカダカズチカ選手にとっていい要素だったのではと思います。

それは、レインメーカーで、マイケル・エルガンを仕留められたこと。

これ以降、「レインメーカーはやはり強い」という自信が
蘇ったような気がします。

そして、すべての試合をレインメーカーを決めて、
たどり着いたMSGでのジェイホワイト。

「イッテンヨン」で不発に終わったレインメーカー。

今回は全く違う気持ちで挑んだことでしょう。

そして、積年した思いを込めた、

レインメーカー!

 

ジェイ・ホワイトとのストーリーはまだまだ続いていくでしょう。
SANADAとの物語も始まったばかりです。

 

2019年の新日本プロレスが提示する様々なベクトル。
これからも楽しみです!

 


Twitterのフォローお願いします!



↓この記事がオモシロかったら投票お願いします!↓

人気ブログランキング
にほんブログ村 格闘技ブログ プロレスへ