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内藤哲也と飯伏幸太の2013年からみる2人の物語。

伏幸太と内藤哲也。

 

NJC1回戦で決勝戦レベルの試合を魅せてくれた2人。

今回は、少し昔の飯伏幸太の発言と、

内藤哲也への思いを振り返ってみます。

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最後の相方カリスマ佐々木大輔

DDTでの最後の相方であった、カリスマ・佐々木大輔のユニット

「ダムネーション」のモットー。

群れない・媚びない・結婚しない

 

ユニットな時点で「群れない」が

既に矛盾しているとの見方もあるが、

この場合の「群れない」は

”必要以上に”というニュアンスが含まれている。

会社や付き合いでの「面白くない」飲み会。

社会人としてのたしなみってのもありますが、

そこに意味を見出せない場合は、

只々時間と精神をすり減らすだけになっちゃう。

 そういったものから解放されるための

「群れない」

 

 

このモットーは、メンバーのキャラクター性とも相まって、

DDTのユニットで圧倒的な支持を集めました。

新日本プロレスで言えば、ロスインゴのような存在です。

 

www.noumisoprowrestle.work

 

孤独な男・飯伏幸太

その、「DDTでの最後の相方」が取るスタンスは、

飯伏幸太と無関係ではない気がするんですよね。

2013年から、新日本プロレスとDDTの

2団体所属時代の飯伏幸太は、

一応、新日本隊所属という立場でしたが、

スポット参戦レベルの出場率で、

本隊のバスでの移動もしない、

という状態でした。

 

 

2015年にNJCを優勝した時、

インタビューを終えて、

バックステージから控室に戻ると、

他の選手はすでに荷物をまとめて

バスに乗り込んでいたらしいです。

NJC優勝者が棚橋弘至だったら、

インタビュー後にビールかけとかが

起きていたんでしょうが、

当時の飯伏幸太を祝福する者は誰もいなかったといいます。

 

つまり、飯伏幸太は新日本プロレス所属でありながら、

実は、内部からは「よそ者」として見られてきました。

 

内藤哲也が差し伸べた孤独者への手?

そこへ手を差し伸べたのが、内藤哲也でした。

同い年ということもあり、

鷹木信悟らとの同級生会のメンバーにも

後々なってくるこの2人は、

互いに意識しあってきました。

 

 

そんな内藤哲也への思いを語った、

「KAMINOGE」41号のインタビュー。

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KAMINOGE編集部/編【趣味 東邦出版】

引用元:https://www.amazon.co.jp/KAMINOGE中邑真輔の描く絵が好き-KAMINOGE編集部/dp/4809413225

先述したNJC優勝後の控室で、

唯一残っていたのは内藤哲也だったと語っています。

 

で、ボクともうひとりだけ控室にいたんですよ。内藤選手が。

ー準決勝で負けた内藤さんはまだいたんだ。

いたんですよ(笑)でも、内藤さんは別件でイベントがある予定だかなんだかで、その日はバスに乗らない人だったんですよ。だからまだ残っていただけで、内藤さんをのぞくとやっぱり誰もいなかったんですよ。

 (引用元:KAMINOGE41号)

 

たまたまかい!

 

内藤哲也が感じる飯伏幸太へのジェラシー?

まあまあ、内藤自身も、飯伏幸太の2団体所属には

あまり歓迎していた雰囲気ではなかったですからね。当時は。

「飯伏さんはなんでバスに乗らないんですか?なんで新幹線なんですか?

同じ本隊なのに特別扱いなんですか?」

みたいなことを、本人目の前にして言ってましたからねw

 

だけど、このインタビューでは、内藤哲也を意識しているとの発言もありました。

2団体所属の立場から、新日本で気になる選手は誰だ?との問いに対して、

新日本でですか?どういう感じで気になるのかにもよりますけど、
パッと思いつくところだと、やっぱ内藤さんですよ。

ー「やっぱ」というのは?内藤さんのどういうところにひっかかりました?

内藤さんはまず、ボクと同い年じゃないですか。
まずポイントはそこですよ。
同い年っていうのと、

内藤さんからは自分が新日本に所属の前
参戦するころくらいから、なんか目線の様なものを感じるというか、

ー熱い視線を(笑)

前々から熱い視線を感じてたんですよ。

ーその頃はまだ交流なかったときですか?

全くないです。ボクが「ベストオブザスーパージュニア」に参戦し始めた頃(2009年)ですね。丁度内藤さんがメキシコから帰ってきてたくらいで、やっぱりたまに話しかけてくれたりするわけですよ。
でもなんかこう、いわゆるジェラシーみたいなものをその辺から感じました。

ーそれはちょっとした言葉の端々から?

そうですね。

ー例えば?どんな感じで話しかけてくるんですか?

例えばですね、その時にいた新人とかに、
「ロープワークを教えてあげてください」
って。

ー「飯伏さんうちの若いのに一つ」と。

はい。それで「いや、内藤さんの方がスピードもあるし、
内藤さんが教えたらいいじゃないですか」って言ったら
「いやいや。飯伏さんの方がスピードあるじゃないですか」
みたいな。
その流れでお互いを褒めあうんですけど、
その流れの中で感じるわけなんですよ。
なんか裏を。
「これは何を考えているんだろうな…?」って思って。

ーおおおおおおお?

「だって上手なんでしょ?みせてやってくださいよ」っていう?

そうですね。あれはなんですかね?

ーちょっとグイグイ来るじゃないかと。「いやいや、内藤さんの方が上手だから、内藤さんがやったらいいじゃないですか」「なにを仰います、飯伏選手お願いしますよ」「あれ?」と。

「アレ?」ってなるんです。そこでなんかなんていえばいいんですかね、ヘンなジェラシー的なものを感じたんですよね。それは言葉だけじゃなくて表情とかニュアンス込みで感じるわけなんですけど。

  (引用元:KAMINOGE41号)

 

・・・・

 

え、 なに、内藤・・・

スゲーグイグイ来んじゃん・・・

 

 

人物考察にクセのある飯伏幸太ですが、

内藤哲也がロスインゴブームの初期の頃に、

会社批判をしながら人気を得ていた時の事を考えると、

飯伏幸太が感じた「内藤さんのジェラシー」

あながち考えすぎだとは思えません。

 

それに、ジェラシーを感じることが悪いことではないですしね。

このインタビューでも、DDTから新日本プロレスにきた時に受けた印象は、

新日本はひとりひとりが、全員敵なんです。
そういう認識がないと規模としてあそこまでは
絶対にいけないはずなんですよ

 (引用元:KAMINOGE41号) 

とも語っています。

 

内藤哲也のジェラシーはきっと、

「また一つ席が埋まっていく」という思いだったんじゃないか、と。

オカダカズチカ、中邑真輔、棚橋弘至、AJスタイルズで埋まった

4強に更に飯伏幸太が入り込もうとする。

しかも、生え抜きで無い選手が。

しかもスポット参戦レベルの選手が!

 

この思いが、飯伏幸太語るところの行動に出ていたのでしょう。

 

その後、内藤はLos Ingobernables de Japónを結成。

立場は完全に逆転しました。

飯伏幸太が「自由」を満喫しているあいだに、

ジェラシーを感じるのは飯伏幸太の方に

なったんじゃないでしょうか?

 

その全てを清算する思い出臨んだ2019年NJC一回戦。

 

これから先の飯伏幸太と内藤哲也の物語はどうなるのでしょうか?

 

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引用元:https://www.amazon.co.jp/KAMINOGE中邑真輔の描く絵が好き-KAMINOGE編集部/dp/4809413225

 

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