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ケニーオメガが炎上させた理由はAEWがゲームも飯伏幸太も女子プロも飲み込むため?

ーもー。のうぷろです。

 

いきなりですが、ケニーオメガの最新インタビュー。

 

www.tokyo-sports.co.jp

 最新の情報はコチラ

 

AEWのパーティ(バレッタとチャッキーTが出たヤツ)

でのインタビュー記事の翻訳は出回っていますが、

日本のメディアでのインタビューはこれが初だったはず。

 

パーティでのインタビューと被るところがありますが、

今後の動きや新日本プロレスに対しての思いについて

かなり辛らつともとれる発言をしています。

 

Twitter上でも、この発言への賛否が分かれ、

ケニーオメガ自身が新日本プロレスに

参戦の意思がまだあるのにも関わらず、

 

新日本プロレスファンからは、

「ケニーオメガ不要説」まで

飛び交うようになりました。

 

 

ぶっちゃけ、ここまでの発言には、

なんらかの理由があるんじゃないかとも思いますが、

 

炎上狙いとかw

 

 

今回は、新日本プロレスファンでありながら、

DDTファンでもあり、

「プロレスのハコ推し」の立場として、

気になる発言をピックアップしながら

少し書いてみようと思います。

 

 

ケニーオメガの日本への思い

まずは、ほっこりするところから。

 

 ケニー:もちろん日本は大好きだよ。まだ住んでるし、好きなプロレスも日本にある。でも新日本で今の自分ができることがあまりなかった。

引用先:東スポWEB

 

ケニーオメガは本当に日本が好きなんですよね。

 

プロレス以外のカルチャーも好きで、

特にゲームに関しての造詣は深いです。

 

日本を代表するコピーライターの糸井重里さんが作った、

「MOTHER」シリーズの大ファンで、

企画で対談をすることになった時の事。

 

ケニーオメガは日本語が堪能です。

しかし、この対談では、

「MOTHER」への思いが溢れすぎて、

自分の日本語が追いつかなくなり、

「英語でいいよ」となった瞬間に、

ペラペラ話し出しましたw

 

www.noumisoprowrestle.work

 

更に、ケニーオメガは、先日行われた「EVO JAPAN」という

世界的な格闘ゲームイベントに出演しました。

 

www.youtube.com

格闘ゲーム界では有名な「トキド」さんにインタビューしている時の、

楽しそうな姿がたまらないですw

ここでのケニーオメガの

 

ヲタッぷりが半端ない!

 

 

昨年末からの棚橋弘至との抗争では見せなかった

「楽しいケニーオメガ」全開でした!

 

ケニーオメガのWWEへの思い

 

WWEには確かに自分のやりたいドリームマッチがある。

それはAJスタイルズだ。

でも、例えば「レッスルマニアに出たい」と言うレスラーがいるよね。

自分にとってのレッスルマニアは東京ドームだった。

一番大きな夢はもうかなえたから。

 

これからは自分だけのためでなく、

プロレスのためのことに集中したくなった。

彼らのまねはしたくないね。

自分の好きなプロレスを世界に見せたい。

それがAEWだった。

 

 AJスタイルズとの試合を望んでいたんですね。

これは実現したら、世界中からPPV契約がとれるでしょうね!

 

だけど、ケニーオメガの”WWE嫌い”は有名な話。

マシーンのように、ただただハードスケジュールをこなしていく

WWEスタイルには合わなかった。

 

それに、レッスルマニアよりも、

東京ドームのレッスルキングダムの方が

ケニーオメガ的には価値があったと言っています。

こういう考えを持つ選手は多いですよね。

 

試合数も15試合程で、6時間以上の超長時間興行で

知られるレッスルマニア。

 

大会の中盤では、寝ている観客も少なくありません。

 

それに比べてレッスルキングダムは、

9試合ほどで、3~4時間程度。

通常の大会より、選手入場の時間を足した程度で、

中だるみするほどの長時間興行ではありません。

 

クリエイト部門にも就きたかったケニーオメガ。

大会全体を通して、観客を飽きさせる構成には

疑問を感じていたんでしょう。

 

ケニーオメガのお金への思い

 

 それは全然関係ない。もう俺もいい大人なんだけど、お金のためにやっていない。自分のプロレスを通じて、見る人の人生を変えたい。うつ病の人がプロレスを見るとうれしくなって自分の問題を忘れられるとか、そういうことの方が重要。お金や自己実現のために戦うレスラーも多いけど、俺は美しいアートを見せたい。

 

ここでのケニーオメガの回答は

「自分のギャランティ」について。

 

お金でやってないよ!と主張するのは当たり前なんだけど、

こんな言葉が欲しかったな。

 

 

”潤沢な資金があるという事は、WWEや新日本プロレスのような規模で、

自分たちが求めるプロレスがクリエイトできるってことなんだ。”

 

って感じで。

 

DDTで長くやってきたケニーオメガなら分かるはずです。

新日本プロレス以外がどれだけ苦しいかが!

 

「お金は大事だよ!」ってケニーオメガが言うのは

説得力あると思うんだけどなー。

 

 

ケニーオメガの新日本への思い

で、問題のこの発言です。

 

 

これまでの業界では、まるで会社のスタッフやオーナーがファンに対し

「これがプロレスですよ」と上から教えてるような風潮があった。

AEWは違う。

選手たちがそれぞれ大事にしている心からのプロレスを見せることができる。

 

 

この発言が、多くの新日本プロレスファンの逆鱗に触れたみたいですね。

 

分かるっす。

 

「はあ?ケニーそれは違うだろ!」

 

ってなるの。

 

 

でも、ケニーオメガがこういうのもわかります。

 

だって、面と向かって

 

「お前のプロレスには品がない」

 

とか言ってきたんですよ?

 

新日本プロレスの象徴であるエース

 

棚橋弘至が!

 

棚橋弘至はオーナーでもなければフロントスタッフでもなく、

所属選手です。

 

しかし、実質、全選手の中で、一番権力を持っている選手でしょう。

 

テレビへの出演、映画の主役。

現役の選手で、しかも女性からの支持が高い選手が、

対世間に対してアプローチしています。

 

「プロレスをメジャースポーツに」をマジでやろうとしています。

 

その中心人物である棚橋弘至に

IWGPヘビーを巻かせるために、

 

G!クライマックスでの飯伏幸太、

レッスルキングダムでのケニーオメガ。

 

この2人は”犠牲”になりました。(と、ボクは思います)

 

 

こういった印象を、ケニーオメガが持っていたら、

 

「ここは新日本プロレスだから!」

 

なんて言ってしまう棚橋弘至の発言は、

 

新日本プロレスのフロント陣から

プロレス観を上から押し付けられている、

と思うのも当然じゃないかと思うんですよね。

 

 

ケニーオメガのプロレスへの思い

「じゃあ、ケニーオメガのプロレスは押し付けじゃないのか?」

 

という疑問は当然出てきますよね。

 

昨年末、プロレス界で久々に流行った

「イデオロギー闘争」

 

プロレスラーってのは、それぞれ考え方があって、

毎試合毎試合が、自己主張のぶつかり合いです。

 

だから、常に「プロレスとはこうだ!」

って押しつけが起きています。

 

ケニーオメガだってそう。

 

自分が一番正しいと思っていなきゃ、トップレスラーにはなれませんしね。

 

 

じゃあ、ケニーオメガが求めたもの、

新日本プロレスを「嫌がった」理由。

 

 

それは、

 

 

「自由」であること。

 

 (オーナーの)トニー・カンはNFLのチームも見ているし、投資家の活動もしている。でもプロレスのビジネスは初めてだから、分かっている人間が必要だ。それが俺たち。俺は今、女子選手を担当している。誰が優れているのか。タレントスカウトだね。

 

もちろん。今の時代において、新日本がミスしていると思うのは、女子が試合に出られないことだ。昨年6月に俺が関わった(格闘ゲームのイベント)「CEO×NJPW」(フロリダ州)では、女子の試合を1つ入れたくて新日本に提案した。結局「それは新日本ではない」と断られた。今はもう2019年だ。女子と男子は同じステージに立てると思っている。そして俺がいいと思っている女子選手はほとんど日本にいる。

 

 アジャさんはレジェンドだけど、今もすごい試合ができる。それと、俺はDDTとまた仕事をしたいんだ。DDTのスタイルを見せたいし、坂崎さんのスタイルは本当のオリジナル。似ている選手もいない。

 

 

 

プロレスのスタイル問題じゃなく、

素晴らしいと思うプロレス全てを見せていきたい、

というのがケニーオメガの考え方でしょう。

 

女子レスラーの試合を1つ入れたい、でも却下された。

 

この事はケニーオメガにとって、大きなことっだでしょう。

 

ケニーオメガは、新日本プロレスを最大限にリスペクトしながら、

DDTやインディーズの要素も入れたかったんでしょう。

 

それが、ヨシヒコ路上プロレスだとしら、却下されても当然でしょう。

それこそ棚橋弘至に「ここは新日本だから!」って言われるだけでしょうしw

 

だから、高いポテンシャルを持つ女子選手の試合を、

自分がプロデュースに関わるときには入れたかった。

 

これが却下された理由は、単純に、新日本プロレス所属選手、

あるいは、提携先選手で大会を実施するからなんでしょう。

 

でも、そういったところを、少しずつでも変えたかったケニーオメガ。

 

インディーズ団体じゃ、色んな団体に出場することなんかザラですから。

 

しかし、新日本プロレスは棚橋弘至を選んだ。

メジャーを意識するゆえに。

 

そして、大好きな飯伏幸太を踏み台にし、

仲間たちは「AEW」をつくり、

棚橋弘至に負けた(負けブックを用意された)ことで、

新日本プロレスでやるべきことはなくなった

 

のでしょう。

 ケニーオメガのこれから

ここまで、割とケニーオメガ派として書いてきましたが、

 

ケニーオメガが求める「自由」には、少々試練があると思います。

 

新日本プロレスがCMLLとしか提携していないからAAAのいい選手は新日本プロレスに上がるチャンスがない。

だからAEWは市場を開放して、自由な取引ができる。

 

ってことなんでしょうけど、

そんなベンチャー気取りの大学生が

考え付きそうなことだとしたら、

 

いつかオトナから痛い目合わされるよ!

 

とも思います。

 

新日本プロレスファンの方は、

新日本プロレスを観ればいいと思います。

 

ボクは「プロレスファン」なので、

AEWが日本で見られるネットワークを早く

確立してほしいです。

 

WWEネットワークや新日本プロレスワールドの

契約数には遠く及ばないと思いますが、

 

非WWEや非新日本プロレス系の団体にいる、

くすぶっている若手が夢を持てる団体になって欲しいです。

 

それこそが、ケニーオメガの求める「自由」の行く末にあってほしいですね。

 


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