どうやらボクは「ダイスケ」という
名前のプロレスラーが好きみたいで、
大日本の関本大介、フリーダムスの正岡大介、
ノアの原田大輔、あと、
「大ちゃんボンバー」の池田大輔。
そして、DDTの佐々木大輔。
その佐々木大輔が、棚橋、ケニーオメガ、
EVIL &SANADAのインタビューが掲載された、
Rolling Stone Japanに登場しました。
非新日本系をここに書くのは初めてですが、
その1発目が「カリスマ」佐々木大輔ってのは、個人的にかなりゴキゲンな回です。
ダムネーションとロスインゴ
このインタビューでは、佐々木大輔が
「ダムネーション」結成に至るまでの
「プロレス観」の変遷を、
自身のルーツであるハードコアパンクを通して語っています。
新日本プロレスもDDTも知っている方なら、
「ダムネーション」と
「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」
が、ほぼ同時期に誕生し、
それぞれの団体で
一世を風靡した事をご存知でしょう。
ダムネーションの方が、
若干遅いスタートなので、
佐々木大輔がロスインゴの影響を受けたか?
とか思ったんですけど、
飯伏幸太が退団する上で、
色んなブックを組んでいたでしょうから、
新ユニット構想はもともと
あったんだと思います。
そして、今回のインタビューでその辺りも言及しています。
要約すると、
「やりたい放題やる」
ハードコアバンド・CHAOS U・Kのステージを見て、
その「迎合的」とは無縁の、
MC一切なしのライブパフォーマンスに
感化された佐々木大輔は、
「やりたいことをやる」スタイルに変わったといいます。
そして、いつしか「カリスマ」と呼ばれるようになっていきました。
佐々木大輔と飯伏幸太
ディック東郷を師にもち、
レスリングの下地はないものの、
師匠譲りの確かなテクニックを持っていた
佐々木大輔。
新日本プロレスと交流の結果、
ベストオブザスーパージュニアにも出場。
しかし、その時に優勝したのは、
飯伏幸太
この後、佐々木大輔は、
飯伏幸太への嫉妬や敵対心により、
当時、DDTでも絶大な人気を誇っていた、
ゴールデン☆ラヴァーズに、
「入れてくれ!」と頼みますw
飯伏やケニーのように、「プロレスでモテたい!」
と思い始めた佐々木大輔。
そして、飯伏幸太とケニーオメガと共に、
ゴールデン☆ストームライダーズというユニットを組みますが、
ケニーオメガが新日本プロレスを主戦場にし、
飯伏幸太とのタッグに。
大日本プロレス最強のタッグである、
関本大介&岡林裕二組から、KO-Dタッグ王座を奪取するなどの活躍を見せますが、
飯伏幸太も2団体同時所属時代。
更に、怪我などで、王座を返還。
その後、飯伏幸太は「飯伏プロレス研究所」を設立し、DDTも退団。
ユニットは解体となりました。
ダムネーションのモットーこそDDTを象徴する?
ダムネーションに話を戻しますが、
このらユニットのモットーは、
「群れない・媚びない・結婚しない」
それぞれがシングルプレイヤーという意識、
客の顔色を伺う試合はしない、
あと、結婚も出来ればしない。
やっぱ、ロスインゴと被るとこあんなー、と
思うんだけど、
「結婚しない」あたりがDDTっぽい。
佐々木大輔っぽいし、DDTっぽい。
報われない人たちによる、報われない人たちへの、報われないプロレス。
報われたい人たちによる、報われたい人たちへの、報われたいプロレス。
それがDDT。
やりたいことやる、でもDDTで!
ってのがこの「結婚しない」ってとこに
出てるよなー。
佐々木大輔と内藤哲也
ロスインゴと一緒にすると、
格や規模が違いすぎてしまうけど、
吹っ切れて、やりたい放題やるユニットが同時多発的に出てきたということ!
1960年代後半の世界同時多発的に起きた学生によるデモ運動のように、
プロレスに対して「何らかの思い」を
抱え込んでいて、それが爆発した集団が2ついたことがヤバイ!
佐々木大輔は、内藤哲也ほど、
キャッチーじゃありません。
「お客様」思いな発言はしないし、
それこそ、ハードコアパンクの
バンドみたいに、
やりたい放題リング上で暴れて、
帰っていく。
その姿に、会場は興奮している!
新日本プロレスとDDT、
色々と遺恨がある両団体ですが、
新日本プロレスの圧倒的な規模に、
DDTは比類することできませんでした。
しかし、内藤哲也も佐々木大輔も共通して言えることは、
そのゴタゴタに関係ないってこと。
棚橋、飯伏、ケニーやフロントはピリピリしてたんでしょうけど、
内藤哲也も佐々木大輔も、そして、
会場のお客様もまったく関係ない!
とうでもいい、ゴタゴタに右往左往している間に、
新日本プロレスの会場は、内藤哲也とロスインゴが、
DDTの会場は、佐々木大輔とダムネーションが支配していきました。
新日本プロレスは、いくらWWEがソープオペラで人気を得ても、ハードヒットをやめない。
DDTは、30分越えのチャンピオンシップをバンバンやっても、「文化系」やめない。
それが、団体を応援しているくれるお客様への義理だから。
なんて、ことを思いましたね。
「新日本プロレスよ、相手に痛手があり過ぎる引き抜きはどうよ?」
って思ってた時に出てきた2つのユニットに、
2人の「カリスマ」にしびれたから。
うむうむ。カッケーぜ。佐々木大輔。
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