2019年のプロレスが始まってもう3週間。
(引用元:新日本プロレスオフィシャルウェブサイト)
IWGPヘビー級王者の棚橋弘至選手は、次期挑戦者ジェイ・ホワイト選手との戦いに向けて調整中。
そんななか、「非プロレス」な場所で、更に「クソ有名」になった、テレビ出演。
「さんま・玉緒のあんたの夢叶えたろかSP」
放送当日に「バズった」この番組を、ポッドキャストで振り返りました。
『棚橋弘至のPodcast Off!』更新!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 22, 2019
「怒涛の年末プロモ~東京ドーム大会を振り返る!話題沸騰の『あんたの夢をかなえたろかSP』にも言及!」
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「明石家さんま」と「棚橋弘至」が同じ番組でVTRとはいえ共演し、
「棚橋ロス」とまで言わしめ、
なんといっても、ゴールデンタイムでプロレスが放送された!
本来の新日本プロレスの戦いとは違う、バラエティ要素の高い内容でしたが、
プロレスが全国の視聴者のもとに届けられたという点では、いい効果の方が高いかと思います。
さて、2018年のあるインタビューでの棚橋弘至選手の発言。
「誰か有名な人が”プロレスって面白い”って広めてくれないかな、と思っていたけどダメだった。だったらオレがクソ有名になってやる」
ボクはこの「クソ有名になる」って発言以降、棚橋弘至という男をもっと好きになりました!
もう結婚したい!と思うくらいw
情熱大陸出演時、多くの名言を残しましたが、やはりこの言葉がいちばんグッときました。
そして更に、この番組を観て、プロレスの試合とはまた違う興奮を覚えたボクは、
「やっぱ、棚橋弘至あっての内藤哲也なんだな」と思いました。
「人気」と「知名度」の差異
エンタメ業界で活動するには「人気」と「知名度」は必須。
でも、「人気」があっても「知名度」がない人も多いです。
うちのハコもそうですが、ライブハウス界隈で活動するアーティストやアイドルは、
このパターンが多いです。
ライブハウスよりも規模がはるかに大きい、日本武道館のスケジュールを見てみてください。
沢田研二さんや森山良子さんなどの往年の歌手や、エレファントカシマシなどの知名度と歴史があるバンドの他は、
アニメやゲームの声優イベントばかり。
声優のイベントで武道館が埋まる。
これ、10年前では考えられなかったことです。
アイドルとかもそうですよね。
2009年、AKB48は「第1回選抜総選挙」を行いましたが、
コアな人気はありましたが、今とは比べ物にならない程、知名度と話題性は低いものでした。
つまり、「人気」と「知名度」にはある程度の乖離が存在するもの。
しかし、ネットやスマホの普及により、
「知名度」なんてなくていいものにもなりました。
知名度がなくたって、その業界での(例え狭くても)人気があれば成立し、成功するということです。
これってプロレスと似てるって思いません?
2009年の新日本プロレスは、今とは比べ物にならないくらい低迷していました。
しかし、この10年で人気は回復。それどころか、歴代最高売上げを更新!
「知名度」はまだまだかもしれませんが、それを凌駕する「人気」で、国内プロレス唯一の成功を収めました。
知名度があるプロレスラーって?
棚橋弘至選手はさらなる高みを目指します。
それが「知名度」の問題。
こんなサイトがありました。
調査内容が明記されていないので、少々眉唾な部分もありますが、ランキングを見る限り、信用でき得るものかと思います。
1位はダントツでアントニオ猪木。
これは納得ですよね。新日本プロレスの創始者であり、異種格闘技戦でプロレスラーの「強さ」の部分を大きく打ち出し、バラエティ番組でも人気。そして、政界進出。
職場の方や、学校の友だちに聞いてみてください「プロレスラーといえば誰?」
アントニオ猪木。
そう答えるでしょう。
そして2位はジャイアント馬場。
20年前にお亡くなりになっていますし、猪木さんよりは多少知名度は劣るでしょう。
猪木さんと馬場さんにおける「知名度」の決定的な差は、「ものまね」されるかどうか。
20年以上前は、猪木・馬場はモノマネの定番でした。
しかし、アントニオ猪木のモノマネは今でも定番ですが、馬場さんのモノマネをする人は圧倒的に減りました。
その「モノマネ」の観点から行くと、長州力選手も高い知名度を誇ります。
神無月さんがモノマネした武藤敬司選手や、「ガキ使」でお馴染みの蝶野正洋選手も知名度は高め。
「人気」のある内藤哲也と「知名度」
その一方で、新日本プロレスにおいて一番の人気を誇るユニット「Los Ingobernables de Japón」の内藤哲也選手の知名度はかなり低めです。
新日本プロレスを知らない人からすると、
「え?誰?」って存在。
しかし、内藤哲也選手は、「知名度」はなくても圧倒的な「人気」がある選手。
マニアックな世界のカリスマなんです。
例えるなら、GLAYとかラルクがトップチャートにいる時代に、チャートにはランクインしないけど、熱狂的なファンがいる、
Hi-STANDARDとかBLANKY JET CITYみたいな、音楽ファンからすると伝説として語られるバンドのポジション。
そんななか、棚橋弘至選手の知名度は、武藤敬司選手に次ぐ位置です。
バラエティ番組への露出なども増えその知名度は現役プロレスラー1といっても過言ではありません。
その言葉通り「誰か」に頼るわけじゃなく、自分自身で「クソ有名に」なったんです!
「知名度」なんていらないとは言いながら、その知名度がある程度ないと、新規を掴むことは難しいのも事実。
だからこそ、外に向かって発信するする人がいてこそのもの。
プロレスを見に行こうと思うきっかけを作る”入口”となるのが棚橋弘至。
プロレスを好きになった人が、もっとコアな部分まで入り込むと出会うのが内藤哲也。
「棚橋弘至あっての内藤哲也」という論は、こういう理由なんです。
さあ!2019年は、
世間に対してプロレスをする棚橋弘至選手と、
会場の「お客様」に対してプロレスをする内藤哲也選手の
どちらに軍配があがるのか?
これが一大テーマだと思います。
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