のうみそプロレス

できれば面白い文章が書ける人になりたかった

MENU

寂しいよ!クッシー!

KUSHIDA選手退団。

 

かなり寂しいですね。

 

BOSJの最終戦両国国技館で行われるという嬉しいニュースが飛び込んできた直後の退団報道。

 

高橋ヒロム選手の復帰もアナウンスされていませんし、

かなりの大ケガなので、慎重にならざるを得ません。

 

ファンタスティカマニアで、「楽しい新日本プロレス」を見せる中で、新日ジュニア勢とメキシコ勢との熱い戦いも見せて、この悲しいニュースを吹き飛ばし、BOSJへの機運を高めていって欲しいですね。

 

KUSHIDA選手は、退団会見の最後の質問で、

新日本プロレスで一番印象に残っている試合は何ですか?」

というのに対し、

2016年の福岡国際センターでのレスリングどんたくで行われた、獣神サンダーライガー選手との、IWGPジュニアヘビー級選手権試合と答えました。

 

この試合は、ライガー選手が「引退」をほのめかす発言をし、

ライガー最終章」を提示したことに応える形で実現した試合。

「チャンピオンVSレジェンド」

という構図は、単なる防衛ロードの一つではない様相を呈しました。

 

この試合を制したのはKUSHIDA選手。

 

ボクが印象的だったのは、フィニッシュ技の

「ホバーボードロック」

腕だけでなく、手首、そして指までも極めて

ライガー選手からギブアップを奪いました。

 

ぶっちゃけスゲー地味な終わりだなと思いました。

 

無理からやーん!って

 

当時は。

 

でも、改めて見ると、

 

「絶対勝つ!」

という気持ちがそうさせたんだなーと思います。

 

 

つまり、獣神サンダーライガー選手に勝つための最終手段だったということ。

 

ライガーに勝つための説得力は、

「気持ち」

だったということ。

 

 

試合後、2人にしか聞こえない会話をするKUSHIDA選手とライガー選手。

 

暫く話した後、マイクを要求して、お客様にも聞こえる形で話し出します。

 

「ボクの時計で、ライガー最終章を止めました。5年10年やって下さい!!」

 

恐らく、試合には勝ったけど、ライガー超えは果たせなかった悔しさが、この発言を言わせたんだと思います。

 

今では、BUSHI選手や石森太二選手から狙われる立場になった、KUSHIDA選手。

 

BUSHI選手、言ってましたよね。

 

「超えるって言うのは、存在も超えることだ」って。

 

「存在」でライガー選手を超えられなかったからこそ、ライガーの時間を「止めた」。

 

そして時間が経ち、新日本プロレスを退団し、より広い世界に出ていくことを決意。

 

こと決断をボクたちプロレスファンは応援したいと思います。

 

チャンピオンである石森選手、タッグチャンピオンのBUSHI選手と鷹木信悟選手。

 

SHO 選手&YOH選手

 

エル・デスペラード選手。

 

個人的には、鷹木信悟選手とYOH選手はシングルでも既に高いレベルにあると思います。

 

BUSHI選手やデスペ選手も人気でいったら新日本随一だと思います。

 

ヤングライオンの台頭も期待したいです。

 

誰かが抜けたら、誰かが埋めてきた新日本の歴史。

 

両国国技館に最後に立っているのは誰だ!?