イッテンヨンにおける「脳みそプロレス」的ベストバウト、
オカダカズチカ選手VSジェイホワイト選手
(引用元:新日本プロレスオフィシャルウェブサイト)
ジェイホワイト選手の試合展開は、いたってスタンダードですよね。
今回ボクが注目したいのは、チンロック(アゴ固め)からフォールに持ち込むようなグラウンドの展開を見せたところです。
チンロックって、地味ながら実際やられると結構効く技なんですよね。
いや、中学生の時のプロレスごっこレベルでしか知らないですけどw
これ、セルフでやれるんで軽くやってみてください。
手のひらでアゴを持って、横に捻る。
それに対して、持ってかれまいと顔を逆方向へ反発させる。
ね?
スゲー、キツいでしょ?
しかも、脳に近い箇所をせめてるから、呼吸も荒くなります。
首の頸動脈も刺激するので、余計息は乱れます。
そこを突いてのフォール。
マジで極めにかかったら、道場レベルだと肩あげるにも精一杯の技なんですよね。
地味だけど相手のダメージを蓄積させるグラウンドの展開。
これこそが、レスリング至上主義の新日本プロレスの教えだと思います。
その教えを乗っ取った外国人選手って、試合を見る限り、ジェイホワイト選手や
タマ・トンガ選手、
あと、昔のバッドラック・ファレ選手(キング・ファレ)くらいかな、と思うんです。
これだけキチンとしたレスリングできるからこそ、これからの新日本プロレスの基軸になるような活躍をさせてるんだと思います。
そして、この試合の中盤での畳み掛け。
スイッチブレード→投げっぱなしジャーマン→
裏投げっていう、
カウンター技からの、流れるような中技で繋ぐ展開は、大味な外国人選手だとあまり見られないと思います。
もちろん、それぞれのキャラクターの縛りがあると思いますが、
バレットクラブのリーダーっていうポジションを任された若手の選手がこれだけ王道の展開を作れるなんて、相当な事だと思います。
それに、「イッテンヨン」と「イッテンゴ」の衣装。
白装束と、白×赤という、
ベビーフェイス的コスチューム!
バレットクラブの色に染まれて、且つリーダーの器があればこんな衣装にはならなかったはず。
ジェイホワイト選手は、ゆくゆくはユニットのイメージ関係なく、
ベビーフェイスになっていくんだなと思いました。
試合以外の情報はわかりませんが、きっと真面目に練習に励み、自分に合ったレスリングスタイル、自分がやりたいプロレスを探求した結果なのかなと思います。
オカダカズチカ選手とジェイホワイト選手の試合がベストバウトだという理由は、
ブックなんていう、オフィシャルで発表されていない情報に翻弄されない、
2010年代のストロングスタイルを見せてくれたからなんです!
もちろん、オカダカズチカ選手も素晴らしかったです。
それはまた別の機会に。
Twitterのフォローお願いします!
Follow @karaimon
↓この記事がオモシロかったら投票お願いします!↓
人気ブログランキング