ダイナマイトキッドさんが逝去されました。
ボクはリアルタイムの視聴者ではありませんが、その活躍はアーカイブ動画などで何度も拝見致しました。
初代タイガーマスク選手との試合は、これまでのプロレスの概念を壊すものだったと、当時のプロレスファンの方は口々に言いますよね。
ボクにとってのダイナマイトキッドさんは、
ご本人よりも、大好きなレスラーからの影響が強いいですね。
マスクマン「ペガサス・キッド」として新日本プロレスに参戦。
その後マスクを脱いで「ワイルド・ペガサス」として新日本Jr.で活躍し、WWEのチャンピオンまで登り詰めたスーパースター、
クリス・ベノワ選手!
ダイナマイト・キッドさんに憧れてプロレス界に入ったクリス・ベノワ選手は、もともと「ダイナマイト・クリス」という名でデビューする予定だったそう。
しかしダイナマイト・キッドさんに由来する「ダイナマイト」の名を冠するのはおこがましいと辞退したという有名なエピソードがあります。
あの、クリス・ベノワ選手が畏れ多いと冠を返すなんて、如何にスゴいレスラーだったかが分かりますね。
クリス・ベノワ選手も2007年に逝去されていますが、
そのクリス・ベノワ選手に憧れて、そのレスリングスタイルに大きく影響をうけたのが、WWEのフィン・ベイラー選手ですよね。
プロレスのいいところって、誰かの「ism」を受け継いで歴史が続いていくところ。
最近では、邪道選手&外道選手の「レガシー」である、スーパーパワーボムを受け継いだG.O.D。
邪道選手&外道選手の現役バリバリを知らない子どもたちに、「あのチョロチョロしてるおじさん誰ー?」と言われたら、
「バカヤロー!タマトンとタンロアの強さはアイツらから来てるんだよ!」
と、言ってやりましょう。
これでアナタも口やかましい「プロレスじじい」の仲間入りです(ニッコリ
武藤敬司選手がバリバリに動けてた時代の動きは、SANADA選手や内藤哲也選手、新日本プロレス時代の付き人だった、棚橋弘至選手のレスリングにも見て取れます。
もちろん、100%同じなわけはないです。
コピーするためにやってるわけじゃないですし。
コピーバンドじゃ、いつまでたってもオリジナルは越えられないですから。
まあ、この話しは置いといて・・・
連綿と受け継がれていくプロレスの歴史と遺産。
誰かが伝えて、誰かが感銘を受けて、
生命は天に召されても、魂はファンの心に残り続ける。
R.I.P