2018年も師走に突入!
ワールドタッグリーグも残すところあと6日ですね。
最終戦には、リーグ優勝決定戦だけでなく、NEVER無差別級選手権試合も待っています。
Mr.ポーカーフェイス Mr.荒武者の後藤洋央紀選手が、
Mr.プロレス研究者、Mr.やりたい放題の飯伏幸太選手を手のひらで
転がしたあの瞬間!
これには、プ女子の方も、往年の新日本ファンも度肝を抜かれましたよね!
さあ、この結末は…?
そして、虎視眈々とリマッチを狙うタイチ選手は…?
そして、11月30日までの結果はこちら
(引用元:新日本プロレスオフィシャルウェブサイト)
石井智宏選手&矢野通選手組と、G.O.D、EVIL選手&SANADA選手組が12点で先頭グループに。
ジュース・ロビンソン選手&デビット・フィンレー選手組、K.E.S、
ザックセイバーJr.選手&タイチ組、
そして不穏な動きを見せたチャッキー・T選手擁する
ベスト・フレンドが2位グループを形成。
しかし、リーグ本戦はあと5日程。
全て獲れば10点(暴論)ですから、まだまだ先は読めません!
ということは、僕が注目していた吉田綾斗選手&海野翔太戦選手組は、優勝決定戦への道が閉ざされてしまいました。
残る日程は、K.E.S、G.O.D、鈴木軍、CHAOS、と
永田裕志選手&中西学選手組が優しく思える獣道!
しかし、この2人だってそんなに甘くありません。
未来の力を、ヤングライオンの「NEW ERA」を見せつけて欲しいですね!
さて、11月29日と30日の両日行われた東京・後楽園ホール大会。
後楽園ホールは、日本のプロレスの聖地と言われていますよね。
様々な団体がここで大会を開き、ここで試合をしたことがない選手はいない程。
逆に言うと、後楽園ホール大会に出場する、或いは後楽園ホール大会を開催することが、レスラー・団体としてのステータスであり、登竜門的会場。
アメリカのWWEの試合会場は、毎週のTVショーだとしてもキャパ5000人~10000人規模の大ホールクラスで行っています。
対する後楽園ホールは2000人程度。
しかし、キャパの大きさは負けてても、会場の熱量はハンパないものがあります。
新日本プロレスは最近では減ってしまいましたが、ベルトを賭けた試合が組まれるほど、後楽園ホールというのは特別な場所です。
ここで余談ですが、
年間最大の大会が、神戸ワールド記念ホールのドラゴンゲート。
DDTと大日本プロレスは両国国技館。
その他の団体は、日本武道館や横浜文化体育館、大田区体育館
だったりしますよね。
そう、これらの会場は全て、新日本プロレスのシリーズ最終戦レベルで使われる会場。
”年間最大”と銘打つ会場を、新日本は年に何回も使ってるんですよね。
この辺りからも、新日本プロレス一強時代と言われる所以が伺い知れます。
しかし、じゃあ、後楽園ホール大会は”いつもの場所”だからといって、
何も起こらないのか?
今回の後楽園ホール大会では、リーグ本戦と
棚橋弘至選手&オカダカズチカ選手初タッグ!
もちろん、2人のチームではなくKUSHIDA選手とロッキー・ロメロ選手との4人タッグ。
シリーズの中盤、東京に戻ってきての一発目のこのカードは、やっぱアガりますよね!
しかし!これだけじゃなかった!
【11.29後楽園・第6試合】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 29, 2018
『WORLD TAG LEAGUE』公式戦!
注目の“鈴木軍同門対決”鈴木&飯塚vsザック&タイチ!
会場騒然!飯塚がまさかの“魔性のスリーパー”を敢行……!
新日本プロレス・スマホサイトで独占詳報中!https://t.co/RMyTaRjvcK #njpw #njwtl pic.twitter.com/0rgz0LctVV
なんと、あの「THEモンスター」飯塚高史選手が、伝家の宝刀・スリーパーホールドを出したんです!
これには会場大盛り上がり!ネットは騒然!
この7,8年の新日本プロレスブームから、プロレスをご覧になった方は、
「なんで飯塚高史選手選手がスリーパーしただけでこんなに盛り上がったの?」
とお思いでしょう。
実はこれには訳があるんです。
飯塚高史選手…実は…
人間だったんです!
失礼…今みたいな感じじゃなかったんです!
当時のタイツの色は紫色、、、
なんと、オカダカズチカ選手と丸かぶり!
キャリア的には、鈴木みのる選手の一つ上の先輩である飯塚高史選手。
鈴木みのる選手のデビュー戦も務めています。
IWGPタッグ王座も戴冠したことがあり、今や国会議員の馳浩選手と共に、
ロシアの軍隊格闘術「コマンド・サンボ」を会得するべく渡露。
そのレスリングテクニックは卓越したものがあり、
あの、橋本真也選手VS小川直也選手の試合後の不穏な乱闘事件の際、
セコンドに付いた村上和成選手をスリーパーでオトした程!
その遺恨から、2000年1.4東京ドーム大会(闘強導夢!)では、橋本真也選手のタッグパートナーとして、小川直也選手&村上和成選手組と対決。
見事、村上和成選手をスリーパで締め上げ勝利!
ここから「魔性のスリーパー」として飯塚高史選手の必殺技になりました。
しかし、今の飯塚高史選手は過去を忘れた男…
もう二度とあのスリーパーは見られないと思っていました。
しかし、ザックセイバーJr.選手のサブミッションを受け続けた結果、
飯塚高史選手の脳みその片隅に少しだけ残っていたサンボの志が蘇ったのでしょう!
会場にいらっしゃってた、昔の飯塚高史選手を知らない皆さま、
おっさんたちのテンションが上がり大・飯塚コールが起きたのはこういう理由だったんです。
新日本プロレスのにくいところは、僕らみたいな、すれっからしのプロレスファンにも
まだ新日本プロレスを見てていいんだ!と思わせるマッチアップをするところですよね。
今回の後楽園ホール大会はまだまだ筆舌が尽くせないですが、この先はまた次回にでも…
どうなるワールドタッグリーグ!